Macのリンゴマーク(アップルマーク)から進まない、電源が落ちる場合の故障箇所は?


電源を入れるとリンゴマーク(アップルマーク)が表示され、デスクトップ画面やパスワード画面に切り替わるのが普通ですが、突然リンゴマークから先に進まない、フリーズしている?電源が落ちるといった症状になってしまう事があります。
リンゴマークによるトラブル原因は軽傷から重傷までありますが、実際に当社に修理依頼のあった内容を以下に記載しておりますのでご自身の症状と照合して見てくださいね。

 

【リンゴマークから進まない、電源が落ちる故障事例 1】

【故障内容】
電源を入れるとリンゴマーク(アップルマーク)が出ると思いますが、しばらく待つと下にゲージが出てきてゲージが貯まる頃には電源が落ちてしまい起動できない状態です。
中古で購入し問題なく使えておりましたが、ある日突然起動できなくなってしまいました。
との事です。

 

上記のお問い合わせ内容でMac修理の依頼がありましたが、当社にMacが到着しまずは状態の確認をさせていただきます。

リンゴマークから進まない


 

電源を入れると確かにリンゴマークが出てきてゲージもたまっていくのが確認できますが、そのまま待機しているとやはり電源が落ちることを確認しました。
このゲージがたまって電源が落ちてしまう症状は今までに何件も見てきておりますが、リンゴマークから先に進まない場合は確実にここが故障しています!とは断言できないのです。

過去の実績であった故障内容は、ハードディスク故障、OS故障、ロジックボード故障、ケーブル故障など様々ありますので1つづつチェックをする必要がございます。
パソコン修理の基本になりますが、簡単に故障の切り分けができる部分の部品交換をしていく事で短時間で調査は可能となります。

今回は一番調査が簡単になっているハードディスク故障を疑い、iMacを分解しハードディスクのみを取り外しました。
テスト機にハードディスクを設置し様子を見ると完全な故障ではないが劣化している感じでした。
お客様に今までメンテナンスをした事があるのかを確認をした所、一度も修理やメンテナンスをした事がないとの事でしたので、やはり!といった感じですね。

 

iMac ハードディスク交換


 

iMac A1311のハードディスク交換とデータコピーをし電源を入れさせて頂きましたが、リンゴマークから進まない症状は改善されました。
画像のように正常にOS起動画面になっている事がわかると思います。
リンゴマークから進まない場合で万が一ハードディスク交換やOSの再インストールをしても改善しない場合は、どちらかといえば重症の部類に入ってきます。
調査にも時間はかかりますし、修理代金もそこそこしてしまう可能性がありますので、費用面である程度の覚悟が必要かもしれません。
リンゴマークからなかなか進まず、進んだと思ったらグレーの画面、青い画面に切り替わる場合はグラフィックボードの故障の可能性は高く、グラフィックカードの修理、交換で改善する場合は結構多くなっております。
ただしロジックボード系の故障(グラフィックカードを含む)の場合はハードディスク内のデータも同時に故障しているとは限りませんので、データを取り外し次のパソコンに移行させるなどやり方は色々とありますのでデータがなくなっては困る方もそれほど焦らなくても良い段階です。

今回のリンゴマークから進まない症状はiMacだけではなく、Macのノートパソコン ( MacbookAir、MacbookProなど ) も同じ事が言えますので、ハードディスク故障や、OS故障をまずは疑って見てください。
比較的最近のMacでしたら電源を入れる際に「command + R」でディスクユーテリティの画面が出ますので、そこでディスクの修復などを試して見るのも1つの方法です。

 

Macがリンゴマーク(アップルマーク)から進まなくなってしまった場合の修理料金は?

故障箇所にもよりますので一概には言えませんが、今回のハードディスク交換であれば2万円台からになります。
ハードディスクも3.5インチのままやSSDに変更する事はできますが、容量次第で費用は異なると思って頂ければと思います。
逆にロジックボード系の故障でリンゴマークから進まなくなってしまった場合は、ロジックボード修理、ロジックボード交換で費用は大きく異なります。
交換になってしまうと5万円以上かかってしまう為に年式次第では本体の買い替えをした方が無難な場合もありますのでその時の予算次第ですね。

 

Macのリンゴマーク(アップルマーク)から進まない場合の修理納期は?

故障箇所がすぐに特定できてしまえばMacをお預かり後数日程度で修理は完了となります。
今回のようなハードディスク交換、データ移行だけでしたら数日程度ですが、ロジックボード系の故障になると数週間はかかりますので時間に余裕を持って依頼をしてください。

 

2018/6/4 Macが起動しない故障事例追加

【故障のお問い合わせ内容】

最近Macの動作がかなり怪しく、電源を入れてもなかなか起動してくれなかったり、表示も微妙になったりと安定しません。
何が原因でしょうか?
との事です。

このようなお問い合わせはよくありますが、実際は調査をして見ないと故障箇所の特定が難しくなっております。
ですので当店まで宅配便を使って送って頂きました。
Macが到着し電源を入れると正常にアップルマークが表示された為にどこの故障?と思いましたが、しばらく放置していると先に進んでいない事がわかりました。
今回のケースは正直あまり見ないパターンであり、リンゴマーク → ゲージが溜まっていく → 画面真っ白という流れでした。
一度電源ボタンの長押しで強制的に電源を落とし再び電源を入れると先ほどとは違う症状が現れました。

アップルマークから進まない


 

先ほどは電源を入れると起動はしませんでしたがリンゴマークは表示されておりました。
ですが、今回の場合は電源を入れてしばらく待って見ても一向にアップルマークは表示されず、代わりにフォルダマークが点滅しだしました。

このフォルダマークの存在を知っている方も多いと思いますが、
これは「起動させるOSがありません!」とMacからの合図になります。

OSの故障だけなのか、ハードディスクも壊れているのかは検証すれば良いのですが、ここまでであればいたってよくあるパターンです。

今回がいつもと違った故障というのは「フォルダマーク + 画面のにじみ」があるという事です。

このセットはあまり見る事がないために比較的珍しい故障パターンですが、考えられる故障原因はロジックボード(グラフィック)とハードディスク故障あたりです。


 

グラフィックボードの修理をした所、画面のにじみ、線がなくなっている事がわかると思います。
現時点ではまだフォルダマークが出ておりますが、ハードディスクの検証をした結果やはり故障している事がわかりました。
ハードディスク交換、OSインストール、データ復旧、グラフィックボード修理をさせて頂きましたが、無事に通常使用ができる状態になりました。

今回修理をさせて頂いた機種はMacbook Pro 13インチ 2012年モデルになりましたが、
年式や予算次第では買い替えも検討した方が良いと思いますね。


 

2018/11/5 リンゴマークから正常に起動しない修理実績追加!

【故障のお問い合わせ内容】
Macの電源を入れリンゴマークが表示されしばらくたっても起動画面に映りません。
しばらく放置すると全体が青い画面に切り替わり勝手に再起動がかかったり、フリーズしたようになってしまいます。

mac 青い画面

 


パソコンをお預かりし電源を入れるとリンゴマークが表示され、しばらく放置すると上記の状態(青い画面)になりました。
この状態になってしまうフリーズや再起動となり、全く起動しなくなってしまいますが、故障の原因として多い内容がグラフィック故障です。
Macでグラフィック故障の定番といえば画面に等間隔の線が表示される事ですが、今回の青い背景も結構故障としては多いです。
修理としてはiMacの場合はグラフィックカード、MacbookAir、MacbookProなどのノートPCの場合はグラフィックが直接ロジックボードに装着されているために、ロジックボード修理となります。
万が一ロジックボード修理ができない場合はロジックボード交換が必要となりますので思っていたよりも修理代金は高額になってしまうこともございます。

【まとめ】
リンゴマークから進まない、正常に起動しない場合はリンゴマークの先でどうなるのかが非常に重要です。
フォルダマークが点滅する場合はHDD故障、リンゴマークからグレー1色に変わる、青い画面になる場合はグラフィック故障の可能性が高いですね。

 

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