先日macbook air A1466(13インチ)の水こぼし(水没)による修理依頼がありました。
【mac故障のお問い合わせ内容】
キーボード上に飲み物をこぼしてしまいました。
ロジックボード等は乾かしましたが、電源がつかないので、キーボード内でショートしているものと判断しました。
ですのでキーボードの交換をお願いします。
SSDのデータは初期化せずにおねがいします。
との事でした。
当店ではmacbook airの修理に色々と対応することはできますが、最近は水没によるmacbook airの修理依頼が本当に多いですね。
水没とは、キーボードの上にジュース、コーヒー、水、お酒などをこぼしてしまい、パソコンが故障してしまう内容です。
キーボードの誤動作であったり、パソコンの電源が入らなくなってしまったりと、パソコンの故障の中では結構やっかいな故障内容です。
パソコンは水分、埃が大敵ですが、水こぼしの場合はショートしてしまう場合がありますので、メーカー修理(APPLE STORE)では最悪の場合パソコン1台が購入できる修理代金を請求されることもございます。
【macbook air ロジックボードの画像】
上記の画像はmacbook air A1466の裏蓋を外した状態ですが、飲み物のこぼされる量によっては裏側まで液体が回ってしまいます。
今回はそこまでの量ではなかったために、背面までは液体が回っておりませんでした。
画像でいうと上部がロジックボード、下部がバッテリーとなります。
水こぼしの場合は大抵キーボード故障がありますが、macbook airのキーボードを外すにはロジックボード、バッテリーなどすべて分解をする必要があります。
今回のmacの故障は電源が入らない症状ですので、ロジックボード故障、キーボード故障の疑いがあります。
ですので上記画像の状態から以下の状態まで分解をしていきます。
今回の調査ではキーボードも水没していたために、キーボード交換を行いました。
上記の画像ではキーボードの背面が見えておりますね！
四角に口が開いている部分にはトラックパッドがはまりますが、キーボード交換をした際にわかりやすくするように外しております。
電源の入らなかったmacbook airの修理に成功いたしました。
今回の修理内容はキーボード交換、ロジックボード修理となりましたが、正常動作することを確認する事ができました。
飲み物をこぼされてから時間があまり経過していなかったことが修理完了につながったと思います。
また季節も冬ということもあり、腐食が進むのが遅れたのも良かったと思います。
パソコンの水没の場合は時間との勝負になり、時間が経過するとともに腐食が始まってしまいます。
macのロジックボード修理はメーカーですと「マザーボード交換」になってしまいますので修理代金は大変高額です。
当店ではロジックボード補修ができる範囲であれば補修を行なっております。
万が一補修ができず、ロジックボード交換となった場合でも海外より部品を調達しておりますので、正常動作品の中古部品などで予算を抑えることも行なっております。
水零しをさせてしまった場合必ずしもロジックボード修理が必要になるとは限らず、運がいい場合はキーボード交換だけで電源が入るようになります。
なぜなら、キーボードと電源ボタンは連動されているからです。
macbook air ロジックボード修理代金はこちらで確認ができます。
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