先日MacbookProを所有されている方より、Macのメンテナンスとして依頼をしていただきました。
パソコンをお預かりし調査を開始いたしましたが、現時点ではパソコンの起動自体に不具合は出ておらずFanが高速に回転していてキーボードがかなり熱くなる為にメンテナンスをご希望の方でした。
起動だけでは原因の特定ができない為に分解をさせていただきましたが、原因は以下になります。
詳細機種はMacbookPro A1278 2010年モデルになりますが、Fanが2つ付いております。
Fanを取り外す前までは一見わからない状態でしたが、グリスの注入なども分解の目的の1つでしたのでFanを取り外しました。
パソコンのFanが付いている目的は、CPUなどが高温になってしまうとパソコン内部が高温になってしまう為に熱を外に逃がす働きをいたしますが、上記の画像のように目詰まりを起こしておりました。
この状態では当然熱が外に逃げませんのでパソコン自体は熱くなってしまいますね。
Fanの回転数を制御する有名なアプリで「Fan Control」がありますが、このアプリをインストールしても根本的な解決にはなりませんのでメンテンスをしてくださいね！
MacbookPro A1278 2010年モデルのFanだけを外す場合はロジックボードまで取り外す必要はありませんが、グリス注入を行う場合はロジックボードまで取り外す必要がございます。
今回はメンテナンスが目的でしたので、Macのロジックボードまで取り外しを行い、内部にある埃を全て除去させていただきました。
Macの分解は複雑になっている為に全ての方が分解できるわけではありませんが、家電量販店にあるエアダスターでFan通気口に噴射すれば多少の埃であれば取り除く事が可能ですのでおすすめです。
一通りのメンテナンスを行った後にFanの温度を観察いたしましたが、メンテナンス前に比べると温度が下がった為に効果はあったのではと感じますね。
今回の内容と似ている症状でよくあるのが、Macの電源を入れると電源は入っているようだがFanだけが高速に回転していて画面の表示がない場合です。
この症状の多くはロジックボード故障になりますのでFanのメンテナンスだけでは改善されませんので修理店に相談してくださいね。
Macのメンテナンスは個人差がありますが、古いMacでも分解をしてみると内部が非常に綺麗な方もいらっしゃいます。
逆に新しいMacなのに埃が大量にある場合もありますので日頃から定期的にメンテナンスをする事が長く使うようにできる対策方法ですね。
