MacBook Proをお使いの方よりMacが起動しないとの事で修理の依頼がありました。
【故障のお問い合わせ内容】
電源を入れるとマークの下のバーがグレーとピンク色になり、マークの上にグリーンとピンクの帯(シマシマ)がでて、 読み込み終了後に真っ白い画面が続いた後に青くなる。
Appleに問い合わせたところ、機種が修理の対象から外れたため修理できないとの事です。
Macの電源を入れるとリンゴマークが表示され、リンゴマークの下にゲージが出てきますが、ピンクのシマシマの線が等間隔に発生している症状が確認できました。
このまま電源が入った状態を保持しているとリンゴマーク下のゲージは進んで行きますが、ある程度のところで画面の表示が変わり全体が青画面になります。
そしてそのまましばらく放置しているとまた縦縞模様が発生するような状態になっております。
今までにMacの修理は色々と行ってきておりますが、このようにシマシマの線が入ってしまう場合の多くはロジックボードの故障が原因です。
もっと細かく言ってしまえばロジックボード上にあるグラフィックチップの不良で、シマシマの線が発生している可能性が高いです。
修理としてはグラフィックチップの交換が必要になります。
ロジックボードの修理をさせていただきましたが、画面のシマシマの線がなくなり正常に起動できていることが確認できたと思います。
データに関してはハードディスクはロジックボードとは別のパーツになりますのでそのままデータを残して修理をさせていただきました。
お問い合わせにもありますが、今回依頼のあったMacBook Proはメーカーサポートが終了していることもあり修理の受付自体をしてくれません。
MacBook Proは比較的スペックが高いために、できれば直して使いたいところですが、ロジックボード修理を行っている店舗も限られると思いますので、画面にシマシマの線が出てしまった場合は当社までご相談いただければと思います。