Macが起動しない、電源が入らない場合の修理


MacBook Airをお使いの方で正常に起動しないとの事で修理の依頼をして頂きました。

 

【故障のお問い合わせ内容】
電源をつながないと起動しないです。
また電源をつなぐと電源ボタンを押さなくても起動します。
(電源ボタンが動作していないようです。)
キーボードの入力が誤入力されることがあります。
事でした。

 

上記の内容を確認する限りではバッテリーとキーボードが怪しいと感じましたが、正確な見積もりをお出しする事が難しいパターンの為に、分解調査をさせて頂いてから見積もりを提示させていただく流れとなりました。

Mac 起動できない


今回のMac修理で交換をしたパーツは、バッテリー、電源ボード、キーボードとなります。
実際にMacBook Airの分解をしてみると水没した形跡があり、お客様に確認をした所、水没歴があるとの事でした。
MAcBook Airの場合はキーボードと電源が連動していることもありますので、水没をしたことにより、バッテリーや電源ボードもダメになってしまった可能性がありました。

ジュース、コーヒー、お酒などをMacにこぼされてもそのまま使われる方は意外と多いですが、水没をしたまま使うと時間の経過とともに内部のパーツが腐食してしまうので、できる限り早めの対処をした方が最小限の被害ですむと思います。
今回のようにパーツ交換が3箇所になってしまうと思っていた以上の修理代金になってしまうこともありますので、お近くのMacの調査、点検ができるお店に相談をしてください。

MacBook Airのみならず、正常に起動しない場合はiMac、MacBook Proでも同じ事が考えられますので、Macが正常に起動しない場合以下の項目をチェックしてみて下さいね!

 

 

Macが起動しない場合のチェックポイント

・りんごマークから先に進まない、途中で電源が落ちる。
・りんごマークの表示ではなく、はてなマークフォルダの表示。
・画面右上にセーフブートと表示されている。
・電源は入るが画面が映らない。
・画面全体が真っ白になる。
・再起動を繰り返す。(カーネルパニック)
・アダプタ (コンセント) の電源ランプが点灯しない。

過去の修理実績からするとMacが起動しない場合に起きているトラブルは上記がほとんどです。
今まで全く問題なく使えていたMacでも、突然これらの症状が発生する事がありますので日頃からバックアップを取ることをお勧めいたします。
簡単に直る場合もあれば思っていた以上に修理代金がかかるケースもありますので、1つづつ確認をしていきたいと思います。

 

 

りんごマークから先に進まず起動しない、途中で電源が落ちる。

Macに何もトラブルがなければ電源を入れてしばらくするとりんごマークが表示されそのあとにログイン画面やデスクトップ画面に切り替わるのが普通です。
ただし何かしらのトラブルが内部で起きている場合はうまく起動できない事があります。
この場合の起動できない原因は色々と考えられますが、主にHDD故障 (ハードディスク故障)、OS不良、グラフィック故障が一番怪しいポイントとなります。
外見上で起動できない原因を判断することは難しいために分解調査が必要なパターンとなります。

 

りんごマークの表示ではなく、はてなマークのフォルダが表示される。

Macの不具合では最も多いトラブルの1つでもある故障事例ですが、起動できない原因はHDD故障 (ハードディスク故障)、OS不良の可能性が一番高いです。
通常は電源を入れると1番最初にハードディスクを読み込みに行きますが、読み込むためのハードディスクやOSがないよ!と言っている形です。
もちろんハードディスクが付いているのにフォルダが出るということはハードディスクが壊れていたり、OSに不具合が出ている為と推測できます。
ただし、この2つが原因ではなく、ロジックボードが壊れていてフォルダマークが表示される場合もあります。

 

画面右上にセーフブートと表示されている。

Macの電源を入れるといつもと様子が違う、右上にセーフブートと表示されている場合は、キーボードが故障しているかもしれません。
特に何も設定をしていないのにセーフブートで起動することはなく、セーフブートで起動させたい場合はキーボードの「shift」キーを押しながら電源ボタンを押すとセーフブートで起動となります。
故意にセーフブートで起動させた場合はそのままシャットダウンをすれば通常の起動方法に戻りますが、何回電源を入れてもセーフブートでしか起動しない場合は高確率でキーボードの故障が考えられます。
「shift」キーだけの修理をすれば良いというわけではなく、キーボード全交換が必要となります。
セーフブートでしか起動しない場合はこちらで詳細の確認ができます。

 

画面全体が真っ白になる。

Macの電源を入れると通常はりんごマークが表示されその後ログイン画面、デスクトップ画面に切り替わり起動できますが、最初から画面が真っ白になってしまう場合は液晶故障やグラフィックボード故障の可能性があります。
外見上で起動できない原因を判断することは難しいために分解調査が必要なパターンとなります。
希に液晶ケーブルの配線抜けで画面が真っ白になってしまうケースもありますが、配線抜けのトラブルはあまり多くない事例です。

 

再起動を繰り返す。(カーネルパニック)

再起動を繰り返す原因の多くはOS故障、HDD故障ですが、希にロジックボード故障で正常に起動しない場合もございます。
大きな電源マークが表示され、英語でエラーメッセージの表示がある場合は専門用語でケーネルパニックと呼ばれますが、色々な故障原因があるので一概にどこが壊れているかはわかりません。
ですので、起動できない原因を判断することは難しいために分解調査が必要なパターンとなります。

 

アダプタ (コンセント) の電源ランプが点灯しない。

iMacではなく、ノートパソコンのMacの場合は電源コンセントを接続するとオレンジランプや緑色のランプが点灯しますが、全くランプが点灯しない場合は電源コンセント (ACアダプタ) の故障、電源故障、ロジックボード故障、バッテリー故障のいずれかの可能性がございます。
自分で故障原因の切り分けをするのであればACアダプタの交換をしてみる位しかありませんが、コンセントを交換しても症状が改善されない場合は分解をして調査をするしか方法はございません。
電源ボードだけの故障であれば比較的低予算でMacの修理ができますが、ロジックボードと電源がセットになっている場合はロジックボード修理やロジックボード交換が必要となりますので、それなりの修理代金がかかってしまいます。

 

 

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