MacbookPro バッテリー膨張によるトラックパッド変形


MacbookProのバッテリー膨張によるトラブルは意外と多く、バッテリーが膨張している事に気付かずにそのまま放置していると色々な故障に繋がってしまう事があります。 今回は過去の修理を例にしておりますので思い当たる部分がある場合は早めの診断、修理をお勧めします!


先日MacbookProのトラックパッドが盛り上がってきたという事で相談をしていただきました。 当店と同じ八千代市内にお住まいということでしたので持ち込みをして頂き診断させていただくことになりましたが、以下の画像がお客様よりMacbookProを預かりした時になります。

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画像のようにMacのトラックパッドが大きく変形してしまっていることがわかりますが、今までの修理実績からすると一番考えられる故障原因はバッテリーの膨張と思われます。 お客様に事情を説明しすぐに分解調査をさせていただきましたが、以下の画像のようにバッテリーが膨張しており大きく膨らんでいることが確認できました。

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MacbookProの全てのパーツに言えることですが、全てのパーツが消耗品で出来ているために、今回のようなバッテリーの膨張は珍しいことではなく、必ず訪れる故障原因になっておりますのでトラックパッドが押せなくなってしまったり変形してしまった場合はバッテリーの膨張の可能性が高いためにバッテリー交換の必要性が出てきます。

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当店にはMacのバッテリーの膨張で交換の依頼は非常に多いですが、今回の例は比較的重症なパターンです。
純粋にバッテリーが膨張してしまった場合はバッテリーのみを交換すれば今まで通りにMacbookProを使うことができる可能性が高いですが、運が悪いとバッテリーの膨張によりトラックパッド交換まで行う必要がありますので修理代金は上がってしまいますね。
一番最初の画像のようにトラックパッドが大きく変形する場合はバッテリーが膨張し始めてからずっと使っていた証拠です。

本来トラックパッドは押すとクリック感があると思いますが、バッテリー膨張のサインとしては押してもクリック感がありませんので違和感があります。
もしMacbook、Macbook Pro、Macbook Airなどでトラックパッドが通常時と比べ押しづらいとかクリック感がない場合はバッテリーの膨張の可能性がありますのですぐに修理店に相談されることをお勧めいたします。

また、バッテリー交換の修理代金ですが1万円から2万円の間がほとんどになりますのでMacbookProの修理としては比較的安く直せるほうかと思っております。
Macのバッテリー交換の納期ですが、MacbookProの場合は部品の在庫があれば10分程度の短い時間で交換ができますのでお時間かかることはございません。
当店は全国対応しているMac修理店になりますので全国各地より宅配便で送って頂いておりますが現在は送料無料となっておりますので通常時に比べるとお得にMacを直すことができております。  

 

2018/4/20 Mac バッテリー膨張の修理実績更新

<お問い合わせ内容>
トラックパッドが盛り上がっている事でクリックができなくなってしまいました。 インターネットで調べる限りではバッテリーの膨張が原因と思いますので修理をお願いしたいです。
との事でした。

宅配便で当社まで送って頂きパソコンをお預かりした時が以下の状態です。 トラックパッドが浮き上がっている事が確認できます。
Macを落としてしまい液晶が割れてしまうことはよくありますが、トラックパッドが変形することはほぼありません。

当社の今までの経験からするとトラックパッドが以下のように変形してしまう原因の多くはバッテリーの膨張です。

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分解する際に背面のカバーを外しますが、バッテリーが以下のようにパンパンに膨れてしまっているために背面カバーのネジを外すのも困難な状態でした。 カバーを外した瞬間にさらにバッテリーが膨れますが、通常のバッテリーの厚みはこの3分の1程度です。 トラックパッドの下にバッテリーが配置されているのですが、トラックパッドが膨れてしまった原因はわかりやすいですね。

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今回の場合はトラックパッドが膨れた事でMacbookProが正常に使えなくなっておりましたが、右上にあるバッテリーアイコンに「今すぐ交換」と表示されている場合も注意が必要です。

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取り外したバッテリーを見るとかなり膨らんでいる事がわかります。
新しいバッテリーを取り付けて修理は完了となりました。
MacbookProのバッテリー充放電回数はシステムレポートより確認する事が可能です。  

【確認方法】

左上のリンゴマーク

↓ このMacについて

↓ システムレポート

↓ ハードウェア (電源)  

バッテリーの充放電回数が3桁以上の場合はバッテリー交換をお勧めします。  

 

2018/5/28 Mac バッテリー膨張の修理実績更新

【故障のお問い合わせ内容】
液晶が故障してしまったので画面を交換したい。
とのことでした。

Macをお預かり後すぐに画面割れを確認できました。
データに関しては問題なく残っている事が分かっておりますのでこの場合は液晶パネル交換だけで修理が完了する予定です。

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Macbook Pro Retinaの液晶パネルだけを交換させて頂きましたが、正常に映るようになった事が確認できました。
本来はこれでMacの修理が完了となり返却になりますが、他にも故障箇所が見つかりました!



画面交換をする際にバッテリーのコネクターを外すために裏蓋を先に開封するのですが、通常時に比べ非常に硬い。 もしかするとバッテリーが膨張してるかも?と感じ、裏蓋を外しましたが、やはり予想通りバッテリーの膨張が確認できました。



画像は真上からとなりますのでバッテリーが膨張しているのかわかりづらいですが、次の画像をご確認ください。

横からバッテリーの膨らみがわかるように写真を撮ったつもりですが、すみません、これでもわかりづらかったですね。


今回は修理ついでにバッテリーの膨張を確認しましたが、正直Retinaモデルのバッテリー膨張はまだあまり確認ができておりません。

Macbook Pro 2010年モデルの場合はかなりの台数でバッテリーの膨張を確認してきましたが、Retinaモデルは比較的新しい機種のために今までの修理実績を確認しても多くはありません。

ただしMacの使い方次第で膨張することはもちろんありますので2013年モデルあたりをお使いの場合は注意が必要ですね。
ちなみに今回のMacbook Pro Retinaモデルの場合ですが、右上にあるアイコンに「バッテリーの交換修理」「バッテリーの交換が必要です」の表記は出ておりませんでした。
アイコンに表示されていれば交換の時期などがわかりやすいですが、今回のように表示されていない場合は注意が必要ですね。
トラックパッドが以前に比べ硬くなった場合はバッテリーが膨張している可能性がありますので修理店に相談することをお勧めいたします!

 

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