Macのトラックパッドが押せない、クリックできない場合の修理


先日MacbookProのトラックパッドが急に効かないとの事で修理の依頼をして頂きました。
他県からの問い合わせでしたので見積もり内容を確認していただいてから宅配便を利用して頂き送付してくださいました。

MacbookProのトラックパッドが効かなくなってしまう理由は色々とありますが、劣化、飲み物をこぼしたことでの故障が最も多くなっており、どこかにパソコンをぶつけたなどで故障してしまうケースは意外と少なくなっております。

今回依頼をしてくださった方の場合は飲み物をトラックパッドやキーボードにこぼした記憶がないとの事でしたので分解前の見解では劣化による故障かと感じました。
以下の画像はMacbookProのトラックパッド交換をした状態ですが、現時点では正常にクリックができるようになりトラックパッドとして動作するようになっております。

 

MacbookPro トラックパッド交換


今回の故障原因はおそらく劣化による内容だったと当店では感じます。
分解をする際にロジックボード周りに水没してしまった形跡がないかの確認をしておりましたが、Macを綺麗に使っている為か、埃もあまりない状態でした。
上記の画像を一度確認して頂きたいのですが、元のトラックパッドが右側に外されておりますが、赤丸部分にボタンのようなものがあるのがわかると思います。
この部分がトラックパッド内部にあるボタンになっており、これが劣化してしまうと押しているのにクリック感がない状態になってしまいます。

現行機種のMacbook ProやMacbookに使われているトラックパッドは感圧式になっておりますので電源を入れないとクリックができない仕様になっておりますが、今回のMacbookPro A1278は感圧式のトラックパッドではない為に電源を入れていなくてもクリック感は残ります。
ですので今回のトラックパッドが効かない理由はこのボタン部分の劣化になりますが、部品交換後は正常なクリック感に戻り、正常にトラックパッドとして機能している事を確認する事が出来ました!

このようにトラックパッド自体はなかなか故障する事はありませんが、使用頻度により劣化してしまうMacのパーツになっておりますので、万が一いつもとクリック感が違うと感じた場合はトラックパッド故障を疑って見てくださいね!
また、余談ですがトラックパッドとキーボードはケーブルで接続されておりますので、クリックができない、トラックパッドが効かない場合はキーボードが故障していたためというケースもあります。
その場合はもちろんMacbookProのトラックパッドを交換するのではなくキーボード交換をする事で正常に動作するようになりますね!

MacbookPro A1278のトラックパッド交換は部品の在庫があればお預かりした日に完了しご返却する事が可能となっております。
宅配便でなくてももちろん持ち込みにも対応しておりますが、持ち込み修理になった場合は最短で30分程度でMacbookProのトラックパッド交換は完了となりますのでお待たせする事なく作業が可能です。

 

バッテリーの膨張によりトラックパッドが押せないパターン

バッテリーの膨張


MacBook Pro 17インチをお使いの方よりトラックパッドが押せないとの事で相談がありました。
分解をして調べてみるとバッテリーが膨張していることが確認できました。

トラックパッドの下にはバッテリーが設置されておりますが、バッテリーが膨張してしまうとトラックパッドのクリック感が全くなく押すことができない状態になってしまいます。
これはMacのノートパソコンではよくあるパターンになりますので、トラックパッドが正常に動かない場合はバッテリーの膨張を疑ってみてください。
上記の画像のようにバッテリーが膨張していることが考えられますが取り外すと正常にクリック感が戻るようになりました。

 

2018/5/1 トラックパッド故障実績追加

Macbook Airのトラックパッドが押せない、効かないとの事で修理の依頼がありました。

【故障のお問い合わせ内容】
今まで特に不自由なくMacbook Airを使ってきましたが、昨日電源を入れると普通に起動はできるのですが、トラックパッドが一切反応しなくなってしまいました。
インターネットにある情報でリセットなどを試してみましたが、全く効果がなくトラックパッドが使えません。
USBマウスを差し込むと正常にカーソルは動きますのでどこかが壊れているのでは?と感じます。

 

MacbookAir トラックパッド交換


トラックパッドのみが効かなくなってしまう場合はロジックボード故障なども考えられるために調査をさせていただきましたが、今回の場合はトラックパッド交換のみで正常に動作するようになりました。
ロジックボードやトラックパッドケーブルなどは問題ないために比較的やすく修理ができたのではないかと思います。

 

Macbook Airのトラックパッド交換にかかった費用、修理代金は?

部品代金と工賃などを含め2万円台で修理は完了しております。
メーカーではトップケース交換になるためにおそらく倍以上の修理代金になってしまうのではないでしょうか?
またトラックパッド単体の修理費用は上記の価格帯ですが、バッテリー膨張によるトラックパッド故障の場合は交換する部品が2つになりますのでそれ以上となりますね。

 

MacbookAirのトラックパッド交換にかかった期間、時間は?

部品の在庫があるときに依頼をしてくださいましたので、Macbook Airをお預かり後2時間程度で修理は完了しております。
万が一在庫がなくなってしまった場合でも海外からの取り寄せとなりますが、10日から2週間程度で修理はできております。

 

そのクリック感は故障ではありません!

新しいMacのクリック感がない!と聞かれることはありますが、おそらくそれは感圧式のトラックパッドだからです。
あまり気にした事はないと思いますが、感圧式のトラックパッドのモデルは電源と連動しているために電源が入っていないとクリック感がなく押せないようになっております。
MacbookPro Retinaモデルでは2015年モデル、MacbookPro 2016、2017、Macbook 12が該当します。

電源が入る事でクリックできるようになりますので故障ではありません。
意外と多いお問い合わせのために掲載をしました。