MacbookProRetinaのバッテリー交換、膨張による故障


先日MacbookPro RetinaモデルA1425が故障してしまったという事で修理の依頼がありました。

 

【故障のお問い合わせ内容】
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2013, A1425, 日本語キーボード)のキーボードの複数(E,R,,←)が効かなくなったり、押下していないにも関わらず連打状態になったりといった不具合があり、キーを外して掃除したのですが、症状は改善されませんでした。
その他のキーに不具合はありません。
また、その時にキーを紛失してしまいました。(Rのみ現存)
掃除しているときに、中に埋め込んである突起のあるナイロンのようなものを傷つけたかもしれません。
一社に見積もりをお願いいたしましたが、トップケースごとの交換となるそうで高額(約6万)の修理費となってしまいました。
との事でした。

 

内容の限りではキーボード交換だけで改善するのでは?と思われましたが、実際に分解をしてみると故障原因が明らかになりました。
以下の画像を見ていただければなんとなくわかると思いますが、バッテリーが膨張しているのがわかりますでしょうか?

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MacbookPro Retina A1425のバッテリーはトラックパッド周りの四角いブロック全てになりますが、矢印部分の2箇所がパンパンになってしまっておりました。
故障のお問い合わせ内容でキーボードが勝手に連打されたり、誤動作するとありましたが、今回の故障はバッテリーの膨張が原因でキーボードを故障させてしまったのです。

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A1425は2012年式になりますのでMacのノートパソコンとしては古くはないですが、ヘビーユーザーの場合はどうしても使用時間が長くなってしまうために今回のような故障が出てしまう事もございます。
バッテリーが膨張してしまった場合は修理ではなく、部品交換になりますが、在庫があれば30分程度で完了できるようになっております。

macbookpro バッテリーの膨張

今回依頼をしてくださった方の場合はキーボードを自分で分解して一部故障させてしまったために、バッテリー交換とキーボード交換が修理の内容になってしまいました。
MacbookPro A1425のキーボード交換はロジックボードまで分解をする必要があるために修理としては複雑になりますが、修理開始から完了まで1時間30分程度となっております。

バッテリーの膨張は外見からでは確認ができないために、故障しているかの判断は非常に難しいですが、デスクトップ画面の右上にある「バッテリーを交換してください」などの表示が出た場合は注意が必要です。
また急に電池の減りが早くなった場合も膨張や劣化の可能性がありますので、当店のみならずお近くでメンテナンスできるところがあれば相談してみてくださいね!
もし相談できる店舗がお近くにない場合は宅配便で送っていただければ簡単に受け付けさせていただきますのでお問い合わせください。

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